『第5回“国際”子供ふれあい芸術展』

  協  賛 国際児童基金(国連NPO) 主  催 WAC世界芸術文化交流会(東京支部)
特別協力 マレーシア観光局 運  営 株式会社フィネス


  第5回“国際”子供ふれあい芸術展 開催報告
 2007年はASEAN発足40周年と日本・マレーシア国交樹立50周年となります。この二つの慶事に伴い、『第5回“国際”子供ふれあい芸術展』が東京の銀座におきまして開催され、無事終了致しましたことをここに ご報告申し上げます。

 さて、本展は、10月に2会期、12月に2会期として、合計4期に亘り、東京銀座のロイヤルサロンにて開催されまして、全会期合わせて凡そ480点に及ぶ作品が展示されております。その内訳としては、一つの会期につき、日本の子供作品が30点、社会教育に従事される芸術家作品が70点、マレーシアと中華学校の子供作品は無審査選抜展示として、各月約40点が展示されました。
 10月、12月の銀座界隈は、クリスマスや年末に向けて、人通りも多く大変賑わっており、本展に訪れる一般鑑賞者の人数にも大きく影響を及ぼしたと思われます。また「大変良かった」「次回があればまた伺います」などのお声も沢山頂戴致しました。そのほか、子供出展者やそのご家族、ご親類の方々など多くの関係者にも会場にお越しくださいまして、大変ご好評を頂くとともに、特に優秀作品に選ばれた子供出展関係者は、会場に訪れた本展名誉審査員と記念撮影や懇談され、喜びの笑みをこぼされていたことが印象に残ります。
 また、蛇足かと思いますが、会場での興味深い一幕をここに紹介致します。それは、審査にあたられた芸術家の作品を穴が開くほどに凝視し、何か小さな紙にメモをとる子供出展者がいたのです。まるでプロの画家や評論家が美術館で名作を鑑賞し、その技法について考えを巡らせているかのような素振りであった、ということです。ひょっとすると、私は図らずも未来の芸術家が誕生した瞬間を目撃したのかもしれません。
 ご存じの通り、本展は「平和な未来を子供たちに託す」という意味を込めまして、「芸術による“社会教育”」をテーマに開催されており、老若を問わず“ふれあい”によって、平和な社会を築こうとするものであります。
 この『子供ふれあい芸術展』から、“未来の芸術家”が生まれるのであれば、きっと“慈愛”の心を育み、人は“ふれあい”から生まれる“対話”を以って接すれば、必ず理解しあえるということを学び、心身ともに成長した“芸術家”となっていることと確信しております。最後になりますが、本展に出展された全ての方々と協力関係者に心から感謝致します。


  特別レポート
 2007年12月22日、第5回『“国際”子供ふれあい芸術展』会場のロイヤルサロンにて、本展後援となるマレーシア政府観光省“ヴィジット・マレーシア・イヤー”事務局筆頭執務官ハシマ・ジャーファー氏による、マレーシア政府としての公式視察が行われました。氏は、本展趣意に大変感銘を受けられるとともに「芸術による“社会教育”」に大変興味深く、マレーシア政府としても本件を大いにバックアップしますとのお言葉を頂戴致しました。
 同日午後、『文化展望』編集企画部によるインタビューも行われ、芸術分野における国際外交と教育の重要性についてお話頂いております。(『文化展望』25号に掲載されます。平成20年3月末日発行予定)

第5回『“国際”子供ふれあい芸術展』表彰セレモニー
  及び 世界芸術文化交流会2007年度懇親会
2007年12月22日夕刻

  都内にある“第一ホテル東京”にて、第5回『“国際”子供ふれあい芸術展』表彰セレモニー及び世界芸術文化交流会懇親会としてディナーパーティーが開催されました。
 
第5回『“国際”子供ふれあい芸術展』表彰セレモニー
本会は、日本マレーシアの国交50周年とマレーシア独立50周年を祝すとともに、世界芸術文化交流会(以下WAC)を通じて、芸術による世界平和や社会教育活動の意義を改めて考えていこうとする会でありました。同時に、第5回『“国際”子供ふれあい芸術展』における子供出展者の表彰セレモニーも行われ、ご出席頂いた方々には、芸術を通じた社会教育を直に体験頂けたのではないかと思います。
 御来賓として、駐日マレーシア大使、マレーシア政府観光省“ヴィジット・マレーシア・イヤー”事務局筆頭執務官、日本アセアンセンター事務総長など、アジアに関係する日マ両国の政府要人にご出席頂きまして、本会の重要性を高めて頂いております。御来賓を始め、日本芸術家、マレーシア芸術家、第5回『“国際”子供ふれあい芸術展』表彰者など、本会出席者が総勢200名を越える大きなイベントとなり、アジアを中心として活動するWACによる、世界平和に向けた“社会教育”活動がより一層、活発なものに成長して行くことを裏付けることになったと、WAC関係者一同が確信致しました。そして、日マ両国の芸術家を始め、ご出席頂いた方々には、本会の趣意をご理解・ご協力くださいましたことに対しまして、心よりお礼申し上げます。

サハリマン・ハムダン WACマレーシア代表 サハリマン・ハムダン WACマレーシア代表
 この展覧会は日本マレーシア国交樹立50周年、そしてマレーシア独立50周年記念事業であります。また、マレーシア政府観光省筆頭執務官ハシマ・ジャーファー氏、そしてマレーシア大使館より駐日大使ラジィ・アブドゥル・ラーマン氏をお招きできたことを光栄に思っております。

松田康宏 国連NPO国際児童基金 理事長
松田康宏 国連NPO国際児童基金 理事長
 日本とマレーシアの国交は50年目になるということですが、かつてマハティール首相が「Look east」と言って日本を手本にした時代がありました。しかし現在は「Look south」という風に、日本がマレーシアから見習うことが多くなっています。
 もし言葉が通じなくても、微笑まれると微笑みを返してくれるものです。そうした微笑みが微笑みを招くような、純真な交流がこれからも育まれることを期待しております。

ラジィ・アブドゥル・ラーマン マレーシア大使館特命全権駐日大使
ラジィ・アブドゥル・ラーマン
マレーシア大使館特命全権駐日大使


 マレーシアは今年、非常に記念すべき節目を向えています。このような年に、子供と芸術・文化について互いの国の交流を深めるという素晴らしいイベントが開かれましたことを、大変光栄に思います。
 マレーシアは、マレー系、中国系、インド系というアジア三大文明の流れを汲む人々のほか、まだ日本人の多くの方が知らない少数民族が一つの国に住むという、極めて稀な多民族国家です。今回の素晴らしいイベントが開催されましたことを機会に、お互いの国の文明・文化が芸術を通じて更なる理解・協力関係を深めていければよいと考えています。

萩原譲治先生メッセージ
 「第5回“国際”子供ふれあい芸術展、各ジャンル別におきます授賞式典が催されますとのこと、心よりお祝い申し上げます。そして、そのジャンルを支えます各ジャンルの日本とマレーシアの美術家の皆様にも心より敬意を表します。芸術は精神の産物であります。人類は芸術を通じて善なる心を高めていかなければなりません。WAC会員の皆さん、さらなる精神の向上を目指し、世界の平和に貢献していくこと、ここに誓いあい、WACのますますのご発展を祈りつつ私のメッセージとさせて頂きます。」

アマリット・チュスワン教授 乾杯の音頭“チャイヨー”
子供受賞者表彰式
坂本賞受賞者発表
アマリット・チュスワン教授
乾杯の音頭“チャイヨー”
子供受賞者表彰式
坂本賞受賞者発表
書家・友常太響先生より記念の作品贈呈
社会教育芸術家認定楯授与
マレーシア大使ラジィ・アブドゥル・ラーマン閣下(左)と日本アセアンセンター赤尾信敏事務総長(右)
書家・友常太響先生より記念の作品贈呈
社会教育芸術家認定楯授与
マレーシア大使ラジィ・アブドゥル・ラーマン閣下(左)と日本アセアンセンター赤尾信敏事務総長(右)

  本会運営、(株)フィネス代表による閉会のご挨拶

(株)フィネス代表取締役(石川文隆)
(株)フィネス代表取締役(石川文隆)



  この度は、マレーシア大使ラジィ・アブドゥル・ラーマン閣下を始め、マレーシア政府観光省“ヴィジット・マレーシア・イヤー”事務局筆頭執務官ハシマ・ジャーファー氏、日本アセアンセンターの赤尾信敏事務総長や国際児童基金松田康宏理事長など、多くの方々のご来場を賜りまして有難うございます。
 
私たちWACは、社会教育をテーマに多くの芸術イベントを国内外問わず手がけて参りまして、もう8年目となります。特にその中でも『“国際”子供ふれあい芸術展』は、芸術家の方々の無償の支援を以て支えられ続け、今年で5回目となりますが、本年が最も子供の参加者数が多く1000名以上の作品が集まりました。これも皆様がたのご支援あってのことと本当に感謝しております。
 “ふれあい”とは、何をすれば“ふれあい”なのかと考えますと、中々その答えは無いように思います。私の感ずるところ、“慈愛”を以て相互理解する空間が“ふれあい”の満ち溢れた空間であると解釈しております。話は変わりますが、確かタイ出張の折、機内で読んだ新聞コラムに、ある栄養士さんが大学教授にまで抜擢されたという記事がござ いました。彼女は、栄養学だけでは健康を維持できないと論説しており、裕福 な家庭でバランスの良い食事をしても、家族共に過ごす食事に は及ばないと言っております。何故なら、 栄養学上素晴らし い食事を、家族全員でとることと、子供一人ないし二人だけで 両親を伴わずとる食 事として、
ある一定の世帯をモニタリングしたところ、同じ食事でも家族を伴わない食事の家庭の子供は、不健康に なりつつあるという数値がとれたとのことです。これは、まさしく“ふれあい”の差なのではないでしょうか。この話を知ったとき、これまで行ってきた“子供ふれあい芸術展”は間違っていなかったのだと確信致しました。
 ここにお集まり頂いております皆様に改めてお礼申し上げます。子供たちの担う平和な未来を築くために“社会教育”にご協力頂くとともに、この“ふれあい”という言葉をご理解頂き、ご参加くださいまして本当に有難うございました。
 最後になりますが皆様のご健康と良い年をお迎えくださいますことをお祈りし、今後とも変わらぬご支援を頂戴くださいますことをお願い致しまして、本会の閉幕とさせて頂きます。


会  期 2007年10月16日(火)〜21日(日)展示日数=6日間(第1期)
2007年10月23日(火)〜28日(日)展示日数=6日間(第2期)
2007年12月11日(火)〜16日(日)展示日数=6日間(第3期)
2007年12月18日(火)〜23日(日)展示日数=6日間(第4期)
開館 10:00〜18:00(最終日は17:00まで)
会  場 ロイヤルサロン(サッポロ銀座ビル8階)
東京都中央区銀座5-8-1
表彰セレモニー 2007年12月22日(土) 第一ホテル東京にて開催

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